社会人になると最初の数年は何かと大変です。
- 何をしても認めてもらえない・・・
- 自分の時間がない
- 人間関係がしんどい
- わからないことだらけで、わからないことがわからない
- とにかく全てが辛い・・・
こういったことからフリーランスになりたい!と思ったことはありませんか?
私がそうでした。
卒業後、営業職に就いたもののやること全て否定され、売上ゼロと毎日怒鳴られました。毎日遅くまで残業で、帰っても寝るだけ。社会人1年目から仕事嫌いになってしまいました。
半年もたずに退職し、その後も職を転々と。
毎日気持ちをすり減らして・・・
仕事に行くのが本当に嫌でした。サザエさん症候群よりもひどい、日曜の朝起きるともう憂鬱でした。
そんな私もCAD設計で独立して10年です。
今でも仕事が好きとまではいきませんが『自分で考えた仕事のやり方』『自分のスケジュール』でできるようになりました。働くのが辛いとは思わなくなりました。
自分で動いて、それがお金になる!
やりがいあります
この記事では独立したいと考えている人のひとつの選択肢に、CAD設計士・CADオペレーター歴15年の経験を元にご紹介します。
毎日我慢して、精神をすり減らして、一生懸命頑張ってる人へ
無理のない道もありますから
CAD設計士はどんな仕事?
まずCAD設計士の仕事内容を説明します。
パソコンでCADソフトを使って図面を作る仕事です。
基本的にはデスクワークで、たまに現地調査や打ち合わせなどがあります。
世の中にある大抵のモノは図面が用意されて、それを元に作られている物がほとんどです。機械部品や家など建築物、土地や宇宙ロケットだって図面が必要です。
モノを作る以外でも、設備をどう配置するか。配管のルートなど、工事をするためにも図面が必要になります。
車の部品、道路や建物、設置工事など全て図面が必要になるので、仕事が尽きる心配はありません。
設計士とCADオペレーターの違い
CADの仕事でよく目にするのは、CADオペレーターだと思います。
CADオペレーターはCADソフトを操作する職種のことで、業務は主に設計士の指示を聞いて、CADで図面を作成・修正等をします。相手の意図することを理解して図面化する技術が必要です。
建築士のようなCAD設計士にいきなりなれるわけではないので、一般的にはCADオペレーターからはじめて、設計士に必要な資格や経験を積んで、ステップアップしていきます。
●業務を理解してCADでいちから作図できるのが設計士
●設計士の指示通りに図面を書いたり修正するのがCADオペレーター
ちなみに私の場合、設計1割、CADオペ9割くらいの割合です。これでもフリーランスでやっていくことができています。
未経験からCADオペになる方法やキャドオペの仕事内容は下の記事をご覧ください。
CADオペレーターの給料はどれくらい?
CADには2Dと3Dがあるので、それによってお給料は変わってきます。
●2D CADは平面的な2次元の図面
→時給1,500円~
●3D CADは立体的な3次元の図面
→時給1,800円~
3D CADは立体になる分、作業が複雑になります。
時給でいうと300円~500円ほど2D CADより高くなります。
平均相場は1,800円以上です(ちなみにこの金額は「CAD操作ができる」というだけの金額です)
実際にCADの求人募集をみたところ時給2,250円というのがありました。(相場より高い時給ですが経験値次第です)
2,250円×8時間×20日勤務=36万円
これだけお給料もらえれば、フリーランスや正社員にこだわらなくても生きていけそうです。
CADは技術職なので、覚えれば一生ものです。
私のようなビビりがフリーランスでやっていけるのは、もし仕事依頼がなくなっても、派遣やアルバイトでも食べていけるという安心感があるから
ちなみに私は、フリーランス3年目に最高月収126万円を経験しました。
請求のタイミングが重なったこともありますが、ちょっと魅力的な数字じゃないですか?
CAD設計で独立するに至った経緯
ちょっとだけ私が自営業を選ぶに至った経緯をお話します。
色々ありすぎてここでは話しきれないので少しだけ
文系の大学を卒業してすぐに住宅関係の営業に就くも半年経たずに退社。その後も違う業種の営業に3年・・・ずっとモヤモヤしたものがありました・・・
それは『人とのコミュニケーションが苦手』ということ。私の性格が営業向きではなかったのです。
それに気付いたのが27歳。まだあと何十年も働かなければなりません。
そこで考えて、考えて、考えた結果、CADのスクールに通うことにしました。
AutoCADを8カ月学び、卒業後にスクールの就職サポートでCAD業務で就職。
人生の方向転換を決意して9ヶ月でCADオペレーターになれました。
その後、勤務先の倒産や業務縮小による設計業務がなくなるなど、色々ありました。
●設備設計(工事図面)4年
●建築設計(マンション)1年
以上の経験を積んだときに転機が訪れます。
友人が「社長を紹介するからひとりでやってみたら?」
これをきっかけに、1年間の個人事業主を経て、法人化して9年。個人・法人を合わせて独立して10年です。
転職を繰り返すこと6社。社会不適合者の私が独立するまでに至った経緯はこんな感じです。
実は転職するのがもう怖くなって、逃げるようにフリーランスになりました。それでも独立できた理由はCADは経験がものをいう世界だから。経験次第ではチャンスあります
私のボロボロの経歴が何かの参考になれば幸いです。
もう少し詳しいCADの経歴(実務内容)はこちらの記事でも紹介しています。
CAD設計士(CADオペ)でフリーランスになるメリット
まず【会社勤め】の場合のCAD設計士とCADオペレーターのメリットからお話しします。
- 平均時給1800円以上で稼ぎやすい
- デスクワークで体力負担が少ない
- 技術職で仕事がみつけやすい
- テレワークがしやすい
- 活躍できる分野が広い
- 図面が完成した時の達成感がある
- 成果がはっきり見える
- (個人的に)CAD操作がゲーム感覚で楽しい
以上のことがあります。
補足します。
●デスクワークなので冬も夏も社内で快適で、年齢を重ねても働きやすい。
●建築、土木、機械、自動車部品など活躍できる分野が広いので、就職先や転職先が豊富にある。
●経験を積むことで技術が身につき、図面の完成度やスピードが上がります。成果がはっきりするので、実力が付けば給料が上がっていきます。
続いて、【フリーランス】ならではのメリットをご紹介します。
- 在宅ワークで通勤がない
- 周りに気を遣わずに働ける
- 納期守れば好きな時間帯に働ける
- 単価を自分で設定できる
- 取引先(相手)を選ぶことができる
- 人間関係での悩みが少ない
- 高額な初期投資がない
- 経費があまりかからない
- ひとりでも自営業が成り立つ
補足します。
●朝からゆっくりコーヒーが飲める。
●好きな音楽やラジオを聞きながら仕事ができるので、リラックスして作業ができる。
●フリーランスに有給はありませんが、納期さえ守れば好きに休みを取ることができる。
●どうしても気が合わない相手の場合、取引しない!を選択することができる。
報酬額を自分で設定出来るのでそういった相手様には金額を高めに設定して遠回しにお断りします^^;
「また図面修正ですか?」「これも追加?」「今度は元に戻すの?」と何度も何度も不要に言ってくるお客様もいるので…
CAD設計士(CADオペ)でフリーランスになるデメリット
次に【会社勤め】の場合のCAD設計士とCADオペレーターのデメリットです。
- 座りっぱなしで肩コリ・腰痛になりがち
- 運動不足になりがち
- 業界によってCADソフトが異なることがある
- 業界によって図面の中身が大きく変わる
- 納期次第で残業を必要とされる
以上のことがあります。
補足します。
●1日中椅子に座っていることが多々あるので、運動不足、肩コリ、目疲れなどがある。これはどのデスクワークも同じですね。
●CAD操作は慣れ次第でできるようになりますが、「土木→建築」、「機械→土木」など、他業界に転職すると図面の中身が理解できず、最初は苦労することがあります。
業界によって使用するCADソフトが変わることもあるので、慣れるまでに時間がかかります。(ソフトはAutoCADが全体の7割シェアと言われているので、AutoCADを学んでおけば転職先次第で避けることもできます)
●ITエンジニアあるあるで、会社によっては残業が多い場合があります。
上司が残業ばかりしてて、なかなか帰れないんですけど・・・
【フリーランス】のデメリットは、先ほどのデメリットと大きく差はありません。あえて少しだけ。
●自営業なので、景気や元請けさんによって仕事量が左右します。これはどのフリーランスでも同じですね。
●苦手な相手が太客の場合、結局は付きあい続ける方向になりがち。これも自営業あるあるですね。
結局CAD設計でフリーランスになって良かった?
サラリーマンでCAD設計 5年。
フリーランスでCAD設計 10年。
結論
CADを学んで本当に良かった
毎日、毎日、会社に行くのが嫌だった私。
何でもいいからフリーランスになりたい!
営業職を辞めてデスクワークしたい!
自分の趣味や家族との時間を大切にしたい!
過去の私と同じように悩んでいるなら、CADを勉強してフリーランスになる選択肢もあります。
興味があればCADスクールの資料を見るといいと思います。
経験を元にどこのスクールが良いか調べました。
結果、大手のヒューマンアカデミーCADスクールがおすすめです。理由はこれから説明します。(資料請求しなくても、ネット上で見れるデジタルパンフレットもありました)
- 厚労省の教育訓練給付金制度の指定コースがある
- スクールの知名度・実績がある
- 卒業後の就職・転職サポートがある
- 関連する派遣会社がある
大きなポイントは4つです。
●教育訓練給付金制度の指定コース
私も当時利用した給付金(名称は少し違いますが)厚労省の教育訓練給付金制度の指定コースは、受講料の20%が支給されます。
●スクールの知名度・実績
●卒業後の就職・転職サポートの有無
●関連する派遣会社がある
この3つが重要です。
CAD設計士、CADオペレーターを目指すために重要なのは『実務経験』です!
CADができても実務経験がない最初は職に就きづらいケースがあります。
そのため、『スクールの知名度・実績』そして『就職・転職のサポート』は最重要ポイントです。
また、ヒューマンアカデミーは「ヒューマンリソシア」という関連会社から派遣の仕事を紹介してもらうこともできるので、CADオペになる最初の壁『実務経験』を積むのに最適と考えました。
CAD業務未経験のときは正社員にこだわらず、派遣でもアルバイトでもなんでもいいからまずは実務経験!
私は1年目が約20万/月で、1年後に転職して30万/月になりました
CADスクールはCADの指導方法なども大事ですが、それに関してはどのスクールも大差ないはずです。一番に考えるべきは卒業後の就職サポート。ヒューマンアカデミーの就職内定率96.2%は大きなメリットです。
気になる受講料・学習期間等はヒューマンアカデミー公式ページに記載がなかったので、資料請求するかデジタルパンフレットで確認してみてください。
資料請求は無料なので、じっくり見てから判断してください。
さらに興味がわけばCADの体験セミナーや無料説明会に参加して「今の生活」「性格」など自分とよく向き合ってリアルにイメージしてみてください。そのうえでなるべく早い決断をしてください。
なぜかというと、私は27歳のときに決意しましが、あと数年遅かったら家庭の金銭問題や、転職先の未経験による年齢制限がでてきていたと思うからです。
アラフォー
CADスクール卒業
実務経験なし・・・
残念ですが1社目を探すのに少し苦労するかも
5年、10年後の未来をイメージして・・・
「どうしたい?」
「このままいく?」
「どうなりたい?」
一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
私はそこでCADを学ぶ!と決断したので、今こうやってフリーランスでやれています。
皆さんも人生の分岐点になるかもしれません。
あと少しだけヒューマンアカデミーのメリットを補足すると、CADスクールは全国23校舎あって通学しやすいのもポイント。近くになくてもオンライン授業も受けられます。(どうせ受講するなら、頑張って通学してほしいですけど…)
ヒューマンアカデミーのCADスクールをすすめた理由は以上です。
ちなみにヒューマンアカデミーのデメリットは・・・わかりません。
調べれば評判など出てくると思いますが、それよりも資料を見て、説明を聞きに行く!それが第一歩です。
自分でしっかり見極めて判断(行動)してください。それが『決意を固める』ことになると思うから。
あと私のリサーチ不足で、同じようなCADスクールがありましたらそちらでも良いと思いますよ(^^)
CAD設計でフリーランスになる生き方|まとめ
フリーランスになる1つの選択肢、CAD設計士・CADオペレーターをご紹介しました。
フリーランスを推奨するつもりも、CADを強く勧めるつもりもありません。
だって、、、
ライバル増えたらイヤだし…(笑)
ただ私自身、本当に本当に仕事で悩んできました。『生きていくのがしんどい』とまで思っていたので、今まさに苦しんでいる人がいたら、役に立つかもと思って書きました。
自分の考えたやり方でマイペースで働く!
↓
時間ができて趣味・旅行ができる!
↓
人生が豊かになる!
こういう生き方ができるなら会社員のほうが良いと思っています。
ただ、できずに今現在苦しんでいるなら、フリーランスも選択肢に入れてみてはどうですか?
何の業種で自営業になったら良いかわからない!それならCAD設計士はどうですか?
人生100年時代。まだまだ長い旅の途中です。『CADは一生もの』手に職付ければ不景気でもなんとかなるはずです。
私はちょっと遠回りしましたが、人生の軌道修正のためにCADを学んで本当に良かった!今はそう思っています。
~今仕事で悩んでいる人へ~
会社員以外の生き方もあるということ。頭の片隅に置いといてください。それだけで気持ちが少し楽になるはずです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
感謝!!(*´ω`*)
CADを学ぶならヒューマンアカデミー